2022 年に観た映画・アニメ・ドラマで印象深かったもの
2022 年はあんまり数を観れてなかったなと思ったけど、リストアップしてみると結構見てた。
アウトレイジ以外は順不同。
アウトレイジ
2022 年のナンバーワンを決めるなら間違いなくアウトレイジ。インターネット上でもよく話題に上がるし、以前から見たいなとは思っていたけれども、ネット配信してないこともあって全然手を付けてなかった。ある日、お気に入りのネットラジオを聞いていたら「アウトレイジはヤクザ映画だけど、ちょっとコミカルなところもあるので暴力やグロがダメな人でも見やすい」という話が出ていて、勢いで DVD を購入。
観てみたらめちゃくちゃ面白くて、Blu-ray 版と Blu-ray プレーヤーも購入してもう一周してしまった。
ヤクザ世界のナンセンスなノリも良いし、画作りが本当に美しい。
浅草キッド
年初に観て北野武に興味を持ち始めた記念碑的作品。ノスタルジックな青春モノで個人的には面白かったんだけど、観てる人が少ない気がする。
ライトニングムラリ
インド版アメコミヒーロー映画。アメコミに対する強いリスペクトが感じられつつもインドっぽさもしっかりある不思議な作品。本場のガンジージョークが登場するのも見どころ。
バトルシップ
これもネット上でよく見かけるので観てみるか、と思って観たら面白かったパターン。めっちゃ USA! USA! なノリでアメリカ人が好きそうなのに、アメリカでの興行収入は低くて、日本で局地的に流行ってるらしい。なんで?
ドント・ルック・アップ
彗星が地球に衝突することを知ってしまったオジサン(ディカプリオ)が世界にその危機を知らせようとするも、陰謀論者扱いされてまともに取り合ってもらえないというストーリーの社会派悲喜劇。この混乱した情報化社会の時代によくこれを創ってくれた…!と思える最高の風刺映画。
Tinder詐欺師
現実世界で継続的に流行っている国際ロマンス詐欺を追ったドキュメンタリー。冒頭は展開が地味で眠くなったが、後半の怒涛の展開がドキュメンタリーとは思えないほど素晴らしい。
億万長者の挑戦
金持ちのオジサンが身元を隠して、無一文から 90 日で 100 万ドルの企業価値のあるビジネスを立ち上げるという、ディスカバリーのドキュメンタリー。中盤に中だるみがあるも、全体を観れば面白かったし、日本版もやってほしい。
千年女優
説明が難しい作品だけど、マジで傑作なので観てほしい。いま観ると推し活的な観点もあって興味深い。
流転の地球
三体で有名な劉慈欣の小説を原作とした中国映画。スケールのでかい SF をキッチリと作り上げる制作レベルの高さが素晴らしい。(ちょっとだけ映像的に惜しいシーンもあるけど…)ストーリーは結構ポップに仕上がっていて「劉慈欣の原作は絶対こうじゃないだろ」と思って後で調べたら、やっぱり原作とは結構違う話になっているらしい。
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
マクドナルドが地方のハンバーガーチェーンからどうやって世界的なチェーンに成長したかを描いたドキュメンタリー風の映画。主人公であるレイ・クロックのえげつないビジネス手腕が妙に心地が良い。
時光代理人 -LINK CLICK-
中国のすこしふしぎ系のミステリーアニメ。ヒューマンドラマを中心とした良いエピソードが多くて、めっちゃ好みだった。謎のダンス OP も良い。
えんとつ町のプペル
「そんなに何回も観るような映画なのかしら」と思って、検証するために最終的に 3 回観た。決して悪い作品ではなく、良いところもたくさんあるのだけれども、手放しで面白く思えないのは、背後にあるアレコレのせいだろうか…
ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち
金融取引のために取引所と最短距離でインターネット回線を敷設する、実話をもとにしたドキュメンタリー映画。という触れ込みで観たのだが、劇中に結構無理な設定が多くて「本当に実話なのかな?」とググってみたら、映画版はかなりフィクションらしい。なんだそれ。
エリザベスタウン
マニックピクシードリームガール の原点作品らしいので観た。映画自体は普通だったので、やっぱりそれを名付けた映画評論家のネイサン・ラビンのネーミングセンスがすごい。
モンスターハンター
悪い意味でヤバいと評判だったので観た。モンスターハンターのゲームはちょっとだけ体験版をやったことがあって、詳しくは知らないのだけれども、それでも「これはモンスターハンターではないだろ!」と思うシーンのオンパレードで、本当にヤバかった。映画単体で観れば王道エンタメアクションでわりと面白いので、ゲームの映画化という触れ込みでかなり損している感じが。DVD を買った場合はモンスターハンターファンの手の届かないところで保管しましょう。
いつだってやめられる 7人の危ない教授たち
貧乏な大学教授やインテリが集まって合成麻薬を作るイタリア映画。ブレイキング・バッドとかドラッグ最速ネット販売マニュアルが好きなので、これも面白かった。
ヒーラー・ガール
原作もののアニメが多い中、オリジナルでミュージカルというアニメならではの表現を用いた意欲作。ミュージカルというスタイルがあまり日本のアニメでは見られないし、謎の服装や極端な演出などのクセが強い作品であるが、不思議な中毒性があった。
CUE!
アニメ配信前に原作のゲームがサービス終了してしまった不遇の作品。原作は未プレイだったので、逆に「なんか知らない個性的な女の子たちが声優として活躍するアニメ」として純粋に楽しめた。
言の葉の庭
何度見ても名作。新海誠には、こういうしっとりとした作品をまた作って欲しい。
東京ゴッドファーザーズ
ある Vtuber が「東京ゴッドファーザーズは寒い時期に観ると特に良い」と言っていたので、今敏作品で千年女優の次に観るものとしてチョイス。確かに寒い時期に観ると最高。雪が降ってたらもっと最高なので、雪が降ったらまた観たい。
恋愛フロップス
普通のラブコメかと思いきや、かなりトガったエロコメだった。庶民サンプルが好きだった人にはたぶん刺さると思う。と思いきや、まさかの SF 展開がめっちゃ良い。SF ノベルゲームの再来か?と思わせる傑作。
アキバ冥土戦争
ヤクザものをメイドでやるというナンセンスさが最高。
おたちゃん
たぶん 2022 年に見始めたインディーのアニメ。創ってる人たちは本当に謎なんだけど、やたらクオリティや小ネタが良い。
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去年の