二ヶ月くらい DuckDuckGo を使ってみて Google に戻った
さほどプライバシー保護に強い意識があるわけではないのだが、DuckDuckGo を使っているとスーパーハッカーに見えそうという安直な理由から(仕事以外の)プライベートなブラウザの検索エンジンをすべて DuckDuckGo に変えてみた。使い始めの頃は一瞬だけ Kagi Search に浮気したのだけれども、Kagi は使いこなせそうになく、課金まで至らなかった。(参考:Kagi Searchをメインの検索エンジンとして使っている | Web Scratch)
DuckDuckGo の良かった点
- 検索結果の品質が低いのではないかという心配が合ったのだが、Google と比べて特段に劣っているという感じはなかった。少なくとも Bing よりはかなり良い(Bing は広告とかの見せ方が悪いというのもあるが)。ニュース検索も悪くない。
- 日本語検索と英語検索をトグルで切り替えられるのが便利。技術情報などは英語に絞って検索したいことが多々あるので助かった。(ちなみに Google で英語検索を行いたい場合は 英語検索用の URL をブックマークバーに入れておけば 良い)
- DuckDuckGo がダウンしたとき は、DuckDuckGo のユーザーが各所で悲鳴を上げていて「あ、この人も DuckDuckGo ユーザーだったんだ…」という気付きと一体感を得られた。
DuckDuckGo の悪かった点
- ショッピング検索が無いことが不便だった。意外と自分は商品を検索しているらしい。
- マップ検索は DuckDuckGo にもあるのだが、マップのデータが Apple Maps に依るものなので、Google Maps と比べて情報が少ない。また、僕は「行きたい」「お気に入り」などのリスト管理を Google Maps で行っているため、リストに追加したい場合などは Google Maps で検索し直していた。
- Bing がダウンすると DuckDuckGo も落ちてしまう。
- 普段みんなが見ている Google と違う検索結果を見ることになるので、SEO をやっていると検索結果の肌感覚が周りとずれていってしまって支障が出そう。
- DuckDuckGo というスペルが打ちにくいし、発音するにも長過ぎる。
まとめ
と、最終的に乗り換えるほどのメリットが感じられなかったし、無視できないほどのデメリットを感じてしまったので Google に戻ることにした。スーパーハッカーへの道のりは遠い!