こんにちは、Tumblr
この記事は、このブログが Tumblr で運用されていた頃に書かれたものです。
先日、16 年ほどやっていた WordPress のブログをこの Tumblr に移行した。 すべての記事を移行するには数が多すぎるということもあり、お気に入りの記事だけを手動で移し替えているのだが、そのうちの 「そうそう、ネットで話題になっていたアレ見た?」 を 駄文にゅうす で取り上げていただけたおかげか、さっそく何回ものリブログがされ Tumblr 内でも拡散されたようだ。
個人的にも気に入っている古い記事がこういった形で、また誰かに読んでもらえるのは非常に嬉しい。
正直なところ、WordPress のような自前の環境を作って特定のプラットフォームに乗らずに記事を書くと、とてつもなく人の目につきづらい。(ぼくの場合は技術記事を Qiita や Zenn で書いているのでそこ経由で読んでもらえたりと、まだ見てもらいやすい部類に入るのだけれども)
それは SEO 的な事情だったりもするが、おそらく大部分は読者が良いと思った記事をシームレスに拡散できないことに依るのだろう。
まだインターネットが狭かった頃は、良い情報を広く共有しようという熱量があったので、共有のシームレスさがなくても丁寧にリンクとタイトルをコピーして、自分のホームページにリンクを張ったり、匿名掲示板に書き込んだりしていた。 ぼくはそうだったし、みんなもだいたいそうだったと思う。
しかし、ここしばらくずっと日本は Twitter 全盛期だ。 リツイートのようなシームレスに拡散できる便利ツールがあるがゆえに、プラットフォーム外の記事の URL をわざわざコピーしてシェアする人が減ったように思える。(Tumblr のリブログは全然そんなことはないのだろうけど) ハイパーリンクをシェアする手間の面倒くささは、多くの人達が URL ではなくスクリーンショットを共有することからもわかる。 そう考えるとスマホの普及もひとつの要因かもしれない。
そんな Twitter を横目で見ながらの、今回の WordPress からの Tumblr 移行である。
Tumblr は自前の WordPress ブログのように寂しくないし、Twitter のような狂乱もない。
書きたいことを書いて、投稿にはリブログのボタンがついている。 それだけが本当に必要で十分なことだと思う。
オーナーが、ずっとお世話になっていた WordPress と同じ Automattic であるのも安心だ。
こうやって記事を書いているうちに、またブログの更新頻度を上げていたい気持ちも湧き上がってきた。
本当は初投稿でこういうことを書くべきだったかもしれないけれども、改めて
こんにちは、Tumblr