サービスの最初期を何とかするための何か
なんだか最近のウェブサービスとかアプリって少しずつ流行ってくるパターンが少なくて、爆発的ブームの後に一度沈静化して、そのあと再びじわじわとユーザーが伸びていくタイプが多いような気がします。
ウェブサービスについては、昔は
- いいコンテンツを作る
- 内部SEOをがんばっておくと検索エンジン経由のアクセスがじわじわ増える
- どこかでシェアされてさらにユーザーが増える(外部SEO対策ができる)
という流れがあったと思うんですけど、SEOスパムの急増と検索エンジンのシビア化、ウェブ上のコンテンツ量の増大などによって、単純な内部SEOだけではアクセスが稼げなくなりました。もちろん検索エンジン経由のアクセスが全くゼロというわけではないのですが、あまりにもアクセス数が少ないとコンテンツを追加したりシステムを改修したりするモチベーションが続きにくいです。モチベーションが下がるとアクセス数も下がっていくという悪循環です。厳しい世の中です。
というわけで、サービス開始して悠長にアクセスを待つのではなくて、速攻で被リンクやシェアを稼がないといけないわけですが、これが大変です。1日1万PVのブログを持ってるとかTwitterのフォロワーが10万人いるとかなら自分の媒体で宣伝すればすむのですが、ほとんどの人はそういうわけではないので、ほかの手段でサービスを知ってもらうしかありません。企業であればプレス打ったりしてメディアに掲載してもらうのが王道ですが、個人でやってるとなかなかその辺のノウハウやコネがなかったりするので難しいです。
じゃあ何ができるのかと言えば、やはり外部的な施策と言うより内部的にPRにつながりそうなものを仕掛けておくグロースハック的な戦略でしょうか。しかしA/Bテストとか、ある程度サービスが軌道に乗ったときの成長戦略はいろいろ語られているのですが、本当にサービスの最初期(しかも小規模)を何とかするための何かというのはあまりノウハウがない気がします。
個人的には
- 突出した個性(ネタっぽさ)
- トレンドな技術
この2つがわりと小規模なチームでも実装しやすい施策のような気がしますが…