俺的 Vtuber 史
Vtuber が生まれてからほぼ十年が経ったからなのかなんなのかは知らないが、昨今になって Vtuber 史的なものが語られることが増えてきたと思う。
それらを楽しく読ませてもらっている一方で、俺は思う。
「ちょっと違くない…?」
なんとなく近年語られている Vtuber 観というのが、後年の考証的すぎるというか、つまりは Vtuber のライブ感がない。
俺はそれほど熱心に Vtuber を追ってきたわけではないが、広く浅くリアルタイムで Vtuber を見てきたやつの感覚も、ここらでいっちょ必要なのではないかと思って、VSCode を開いてこの文章を書いているわけだ。
Vtuber 以前
「Vtuber らしきもの」を定義するのは難しいが、2012.06.07 にこえ部(カヤック)が、「りのんちゃん リアルタイムコミュニケーションシステム」という Vtuber の基礎となるような仕組みの動画をアップロードしている。
この時点では、リアルの演者とのコミュニケーションがあったりと、演出面では現在の Vtuber らしさとは少し外れている部分はあるが、システム面ではほぼ Vtuber らしさを実現している。
https://www.youtube.com/watch?v=tV9TAL6NTzk
その後、2014 年には「生アニメ」を自称する「みならいディーバ」のような作品も登場するが、あくまで主体はモーションキャプチャを利用したアニメの再現であって、ディスプレイ越しに我々に話しかけてくる Vtuber の原型とは言い難い。
ディスプレイ越しではないにしろ、キャラクターが「Virtual(実質的)」に存在していたと言えるのは、むしろりのんちゃんのほうが近い。
Vtuber 誕生期とキズナアイ
2016.02.25 にふぇありすがニコニコ動画で「【FaceRig+Live2D】みんなもカリおっさんになろう! 両声類基礎編」をアップロードする。
「バーチャル YouTuber」を名乗ったのはキズナアイだが、それ以前にも(後で語る)民主化された Vtuber と同じ形式の動画は存在していた。
(FaceRig + Live2D 動画はこれ以前にもあったが、本格的にキャラクターを演じ、演じ方を指南したというのはエポックメイキングである)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm28293691
2016.12.01 にキズナアイが「【自己紹介】はじめまして!キズナアイですლ(´ڡ`ლ)」をアップロードする。
バーチャル YouTuber、つまり Vtuber が始まる。
https://www.youtube.com/watch?v=NasyGUeNMTs
ねこますと Vtuber の民主化
2017.11.09 にねこますが「バーチャル狐娘Youtuberおじさん。はじまります。【001】」をアップロードする。
https://www.youtube.com/watch?v=cqncAh_28Es
その一ヶ月ほどあとに、にゃるらが「キミは「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」を知っているか!?」の記事をあげる。
https://nyalra.hatenablog.com/entry/2017/12/05/155651
「フルトラッキングでなくても良い」Vtuber の民主化が始まる。
Vtuber カンブリア紀
民主化により、多くの Vtuber が生まれる。
記憶に強く残っているのは、微糖カイジ、シロウケン、げんげん、ふぇありす、皇牙サキ、鳩羽つぐ、有栖川ドット、マリー・アンドロイド。
うーん、もっといっぱいいるけど、とりあえず今日はこのくらいで、あとから追記します。
あと企業系の Vtuber もいっぱい生まれましたね。
Vtuber 過渡期
雑談やゲーム実況の配信を活動中心とした Vtuber が支配的になった。
初期勢と呼ばれるような Vtuber の多くが引退したか、活動頻度が非常に下がった。
Vtuber 新時代
2025.06.07 に改リが「【マヨチャンねる】深夜におさんぽしてみた【野外彫刻あり】」をアップロードする。
現実との境界が破壊される。
https://www.youtube.com/watch?v=oMFnxahh-WM
2026.03.07 に(自身は Vtuber ではないと明言している)咲鐘星架が「【Geo Guessr】デート回:気が触れている、君に触れている。」をアップロードする。
現実との境界がさらに破壊される。
https://www.youtube.com/watch?v=UboTmK8fpxo
まとめた感想
結果的に雑談・ゲーム実況・アイドル活動をほぼ除いた Vtuber 史になった気がする。
ゲーム実況とアイドル活動には触れてこなかったので、それはそうか。
雑談系 Vtuber は今も継続的に好きな人が何人かいるので、また別のところで紹介しますね。