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まんがセゾン(旧コミなび)のドメインがなぜ mechacomi.jp なのかわからなかった話

ポイ活・買い換え・DX の記事でも触れたように、最近は「まんがセゾン」という電子書店を使うことが多いのだけれども、なぜかまんがセゾンのドメイン名は mechacomi.jp になっている。

めちゃこみ… と言えば「漫画なら、めちゃコミック(めちゃコミ)」と謳っている、あの「めちゃコミ」が思い浮かぶのだが、なぜまんがセゾンはこんなドメインを使っているだろうか。

調べてみると、どうやらまんがセゾンは前身は「コミなび」というサービスで、その当時も mechacomi.jp というドメインを使っていたようだ。

そして、さらにその前は「めちゃコミ」という名前だった。

「え… サービス名かぶってない…?」

少し調べてみると、たしかに 2006 年から 2014 年初頭まではほぼ同名の電子書籍サービスが同時に存在していたらしい。

「ふーん… そういうこともあるのか…」

当時は知恵袋に『まんがセゾンというサイトのドメインがめちゃコミとなっているのですがめちゃコミックと関係あるのですか?』 という質問があったり、おそらくそれの回答を出典として Wikipedia に『2006年よりフィーチャーフォン向けに電子書籍サービス「めちゃコミ」を展開していたが、「めちゃコミック」と紛らわしいので2014年1月に「コミなび」に名称を変更し』との記載があるだけで、それ以上の情報も見当たらなかったので気に留めるのをやめてしまったのだが、最近同じくまんがセゾンを利用している友人から「なんでなのか調べてよ。ブログに書いたら XOOPS の歴史の記事 よりバズるよ」と唆されたので、さっそく「まんがセゾン(旧コミなび(旧めちゃコミ))」と「めちゃコミック(めちゃコミ)」の歴史について調べてみた。

結論から言うと、なぜほぼ同時期に同名のサービスが出てきたのかは不明であるし、2013 年の終わりごろから 2014 年ごろまで名称についての動きがあったことが伺い知れるものの、なぜ旧めちゃコミがコミなびに名称変更したのかという理由は見つけられなかった。

当時のケータイ雑誌などを漁ればもう少しヒントが出てくるかもしれないが、国会図書館や大宅壮一文庫の所蔵も少ないようで調査が難しい。

あとは日経テレコンで過去記事の検索をすれば何かわかるかもしれないが、正直なところ望みが薄すぎるので、別の機会があったときにでもついでに調べようと思う。

というわけで、以下、名称に関係ありそうな部分だけ抜粋した「「めちゃコミ」」の歴史。

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まんがセゾン(旧コミなび(旧めちゃコミ))

株式会社メディアドゥによる運営。

2023 年 7 月のクレディセゾンの対談記事 では『その原点は06年にフィーチャーフォン向け電子コミックストアとしてサービスを開始したメディアドゥの電子書店「コミなび」だ。それがメディアドゥとの資本業務提携によって、クレディセゾンの会員向けプラン「セゾンコース」を主軸とする「まんがセゾン」へと生まれ変わった。』とあり、めちゃコミ時代については触れられていない。

めちゃコミック(めちゃコミ)(旧めちゃコミックス)

インフォコム株式会社によってサービス開始。現在は分社化された株式会社アムタスの運営。